ギャラリー カジオ 開廊10周年記念 特別展
藪野 健 忘れることのない日

2025年11月16日 [日]―30日 [日]
AM11 : 00―PM5 : 00 *最終日はPM4 : 00まで
会期中 無休/観覧料 無料
■ GALLERY 作品ギャラリー
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■ IVENT イベント
イベント1 ギャラリートーク
画家の風景を「聞く」
日時:11月16日[日] PM2 : 00〜2 : 45
会場:ギャラリー カジオ 展示会場
講師:藪野 健
モデレーター:淵田 雄(多摩美術大学美術館学芸員 本展ゲストキュレーター)
定員:当日先着30名
※申込不要、聴講無料。開始時刻までに会場へお集まりください。
藪野 健が自身の絵画を語ります。制作に込めた思いやテーマを聞いて作品世界に深く入っていく絶好の機会、ぜひご参加ください。
イベント2 ワークショップ
藪野先生と建物を描こう
日時:11月23日[日] PM1 : 00〜4 : 00
会場:ギャラリー カジオ
講師:藪野 健
定員:先着15名
※参加無料
※要申込:11月1日[土]から、info@gallery-cajio.com宛にメールにて。(お申込メールの件名に「藪野先生と建物を描こう」と記してください。)
※当日の持ち物等については受付後、当ギャラリーからお知らせいたします。
建築家 小宮山 昭が設計した当ギャラリーの建物を藪野 健と一緒に描きます。
制作の後には小宮山 昭と藪野 健との建築・絵画トークタイム付き。
■ MESSAGE メッセージ
青い空は遥かに続く───
東京・小金井市で活動する当ギャラリーカジオは多くの方に支えられ、本年に開廊10周年を迎えることができました。それを記念し、この度「藪野 健 忘れることのない日」展を開催いたします。
藪野 健(1943−)は石造建築を基調とした都市や町並みを描いてきました。画面には路面電車や往年の自動車が登場することもあり、その景観は「クラシカル」な風情を湛えています。また画中に佇む人物は、時に正面を向いてこちらを見つめます。視線の交換だけでなく、語らいも生まれるような雰囲気に絵画世界に宿る生命の精彩を感じずにはいられません。これら油彩で綿密に描き込まれるモチーフは、作家の記憶と共に、時代や場所を横断する叙事性が渾然一体となった群像です。
そして、そこにあるのが真っ青な空。
「藪野ブルー」として知られる空は、限りなく広がります。本展ではこの点に着目し、ひとつの視点を設けました。其々の世界観で成立する作品達が果てしない青空で繋がっているとすれば、より大きな絵画世界=コスモスを構築することができるのではないかと。その為に、本展ではギャラリールームをほぼ全て青空の作品で埋め、藪野の絵画世界に没入できるよう工夫いたしました。そこに各々がミクロコスモスである我々が対峙した時に生じる、感性の「化学反応」は如何なるものがあるでしょうか。
その問いを胸に藪野が描く“景色”へ皆様を誘うことができましたら、と願っております。
本展が藪野の世界とのあらたな出会いとなり、それが大切な想いへ心を巡らせる機会となりましたら幸いです。
■ ARTIST BIOGRAPHY 作家経歴
| 藪野 健 Ken YABUNO | |
| 画家。早稲田大学栄誉フェロー、名誉教授。日本芸術院会員。二紀会理事。 | |
| 1943年名古屋生まれ。 | |
| 1969年早稲田大学大学院文学研究科美術史修士課程修了。 | |
| 1970〜71年、スペインのマドリード・サン・フェルナンド美術学校で学ぶ。 | |
| 安井賞展佳作賞。日本藝術院賞受賞。 | |
| 武蔵野美術大学造形学部映像学科教授、早稲田大学芸術学校教授、早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授、早稲田大学會津八一記念博物館長、府中市美術館長を歴任。 |





