ギャラリーカジオ企画展
EXHIBITION『SHISAKU NO GENBA』
思索の現場
2022年2月19日 [土]―27日 [日]
AM11:00―PM5:00
*最終日27日はPM4:00まで
新型コロナウイルス感染防止対策をおこなっています
MESSAGE メッセージ
「思索の現場」によせて
この度、ギャラリーカジオ様から有難いお誘いを受け、グループ展「思索の現場」を開催する運びとなりました。有難いお誘いというのは、ここで武蔵野美術大学に関わりのある若手作家、中堅作家で展示をしてほしいというものであり、ムサビファーストの私としては願ってもない、何より嬉しいお誘いでありました。展覧会の名称は、企画の立案に尽力された平澤さんが考えて下さり、少々ものものしくはありますが、私は大変気に入っています。武蔵美に関わりのあるそれぞれの作家たちが思索と実践を繰り返し、どのような時を過ごし、どのような作品を作るようになったのか。我々出品者は、お互いの作品と出会える喜びや後悔、自信や反省などなど、様々な葛藤が生まれる場所になるだろうと思うのです。そして、見に来ていただいた目撃者ともなる鑑賞者を巻き込んで、本音で感想を言い合ったり、熱い議論を交わしたり、更なる作品の構想を語り合ったりできる展示空間として、もっと生々しく、その場所を現場と呼べるようにしたいと願っています。
今回の展示に参加したのは、現在武蔵美の講師を勤め、今年香川のMIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で個展を開催予定の気鋭の作家、今井俊介氏。今井氏と同級生で、昨年20年ぶりに沈黙を破って初の個展を開催、不思議な世界を垣間見せてくれた中村弥氏。早稲田大学から裁判所勤務を経て、武蔵美に編入、大学院まで修了し、その後は画家としての活動を続ける田畠由希子氏。そして、この企画の立案者であり、私が20代に知り合った時から、尊敬する作家の一人である平澤重信氏。と私の五人であります。
コロナ禍で、ご挨拶もできないかもしれない状況を鑑み、僭越ながらこのような挨拶文に代えさせていただきます。本日は、ご高覧誠に有難うございました。
武蔵野美術大学油絵学科教授
水上泰財
ARTISTS 参加作家
今井俊介/田畠由希子/中村 弥/平澤重信/水上泰財
※作家名をクリックorタップで経歴にジャンプします
ARTIST BIOGRAPHY 作家経歴
今井俊介 Shunsuke IMAI |
1978 |
福井県生まれ |
2004 |
武蔵野美術大学 大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了 |
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■ 主な個展 |
2022 |
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川 (予定) |
2021 |
「Red, Green, Blue, Yellow, and White」 HAGIWARA PROJECTS、東京 |
2019 |
「range finder」 Kunstverein Grafschaft Bentheim, ノイエンハウス、ドイツ |
2014 |
「第 8 回 shiseido art egg 今井俊介 “range finder”」 資生堂ギャラリー、東京 |
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■ 主なグループ展 |
2021 |
「 2 つの時代の平面・絵画表現-泉茂と 6 名の現代作家展」 Yoshimi Arts、the three konohana、大阪 |
2019 |
「MOT コレクション ただいま/はじめまして」 東京都現代美術館、東京 |
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「Reborn - 未来を発明 コレクション×現代作家」 福井県立美術館、福井 |
2018 |
「絵画の現在」 府中市美術館、東京 |
2017 |
「natsu no tobira - organized by Misako and Jeffrey Rosen」 Shane Campbell Gallery, シカゴ |
2015 |
「VOCA 展 2015 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」 上野の森美術館、東京 |
2014 |
「絵画の在りか」 オペラシティアートギャラリー、東京 |
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■ パブリックコレクション |
東京都現代美術館、福井県立美術館 |
田畠由希子 Yukiko TABATA |
1991 |
早稲田大学法学部卒業 |
1995 |
武蔵野美術大学短期大学部入学 (通信教育課程) |
1999 |
同卒業 |
2005 |
武蔵野美術大学三年次編入学 (通信教育課程) |
2009 |
同退学 |
2009 |
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻三年次編入学 |
2011 |
同卒業 |
2011 |
武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース入学 |
2013 |
同修了 |
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2011, 2013 |
上野の森美術美術館大賞 入選 |
2014~2016 |
個展 (ギャラリー日比谷) |
2017~2021 |
個展 (月光荘) |
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2013 |
UMARTs 2013 うまからうまれる 15 のアート展参加 (馬の博物館) |
2019 |
UMARTs 2019 うまからうまれるアート展参加 (JRA競馬博物館) |
中村 弥 Hisashi NAKAMURA |
1978 |
東京生まれ |
2002 |
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業 |
2004 |
武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了 |
2005 |
トーキョーワンダーウォール公募 2005 入選 |
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シェル美術賞展 2005 入選 |
2006 |
トーキョーワンダーウォール公募 2006 入選 |
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2021 |
コート・ギャラリー国立にて 個展 「ひとりもてあそぶ」 |
平澤重信 Jyushin HIRASAWA |
1948 |
長崎市生まれ |
1978 |
自由美術協会会員 |
1985 |
安井賞展 (1986、1994) |
1992 |
以後毎年個展を中心に発表をおこなう |
2012 |
公募団体ベストセレクション 2012 |
2020 |
日本ガラス絵協会展 |
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現在 |
東京都府中市在住 |
水上泰財 Taizai MIZUKAMI |
1962 |
富山県富山市に生まれる。 |
1987 |
武蔵野美術大学大学院油絵コース修了。修了制作 優秀賞。 |
1988 |
富山県展出品。県展賞受賞。 |
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紀伊国屋画廊で最初の個展。紀伊國屋画廊では 1990、’93、2006、’09年と画廊が閉鎖されるまで3年おきの画廊企画として開催。 |
1992 |
日伯現代美術展出品。最優秀賞受賞。(MOA美術館など) |
1994 |
あかね画廊で個展。以後銀座での主な発表場所となる。1996、’98,2001、’03、’11、’15、’19年と画廊企画として開催。 |
1995 |
日本海美術展出品。大賞受賞。(富山県立近代美術館) |
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セントラル美術館油絵大賞展出品。佳作賞受賞。 |
1997 |
富山現代作家シリーズ 「可視化の構造 11 の空間」 (富山県立近代美術館) 出品。2001年の同シリーズ 「心の原風景」 にも出品。 |
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安井賞展 (西武美術館) 出品。 |
2003 |
神田日勝記念館10周年記念展 「人を描く 2 」 出品。2004年 「武蔵野の作家達」 、2007年 「人を描く 3 」 出品。 |
2005 |
武蔵野美術大学在外研究員としてオーストリア (ウィーン) に一年間滞在。 |
2007 |
コートギャラリー国立で滞欧作を中心にした個展。以後2014、’18年と画廊企画として開催。 |
2012 |
オリンピックファインアーツ イン London出品。(ロンドンバービカンセンター) |
2016 |
オリンピックファインアーツ イン Rio出品。(リオデジャネイロ) |
2020 |
「ARTの地産地消」 出品。(青梅市立美術館) |
2021 |
画文集 「ずっと人間描かれ」 刊行。 |
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「ずっと人間描かれ」 刊行記念展開催。(東急本店美術画廊) |
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■ その他のグループ展 |
「東風の会」 「カオス展」 「逍遥の眼差し展」 など |
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現在 |
武蔵野美術大学油絵学科教授。日本美術家連盟会員。 |
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