遊牧民のキリム&部族絨毯展


2025年9月26日 [金]―29日 [月]
AM11 : 00*―PM5 : 00*

*26日  PM1 : 00から
*29日  PM4 : 00まで


GALLERY 作品ギャラリー


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展覧会内容
 遊牧民の女性達が民族の誇りと愛する家族のために祈りを込めて一つ一つ時間をかけて織った貴重な毛織物は、母から子へと受け継がれる大切な宝物です。
 イラン・アフガニスタン・トルコなど西アジア・中央アジアの遊牧民が織ったキリム・部族絨毯(トライバルラグ)や塩入袋・鞍掛袋・食事用布など遊牧民の生活用具として織られたオリジナルの毛織物にこだわって収集した希少なコレクションをご紹介します。

展覧会に寄せる思い ~キリムとの出会い~
 30年ほど前のある休日、都内に買い物に出掛けた帰り道にどこかのテナントビルの一角に何かの会場らしき所が目に留まりました。
 奥に歩いていくと、一番奥の一角に周囲とは何か違う色合いが見え、独自の雰囲気が感じられて吸い寄せられるように近付いて行きました。
 その奥のコーナーには壁に何枚かのキリムが貼られ、テーブルには畳まれたキリムが無造作に積まれていました。
 そのコーナーにいたイラン人の説明を聞いて、これが遊牧生活のために遊牧民が手織りしたキリムと呼ばれる毛織物で、思いのほか高価なものであることを知りました。
 何枚か見せられたうちの1枚が心に残り、何故かその場で衝動買いをしてしまいました。
 当時はキリムという言葉すら知らず、オールドキリムなど無論見たこともなかったのですが、一目見た瞬間に「世の中にはこんなものがあるんだ」と強い衝撃を受け、心を揺さぶられたことをよく覚えています。
 この1枚のキリムとの出会いがなかったら、今でもキリムというものの存在すら知らず、この出会いが私の人生を変えることになろうとは当時は夢にも思いませんでした。
 そしてこれを機に強い興味が沸いて貪るように探求し、その魅力に取り憑かれていったのです。
 素晴らしきキリムの世界の扉を開けてくれたこの1枚のキリムとの偶然の出会いに、今ではとても感謝しています。


ARTIST BIOGRAPHY 作家経歴

 

酒井忠宣 Tadanobu SAKAI
2017年5月 40年近くの会社員生活に終止符を打ち、定年退職。
現役時代から長年趣味で収集して来た厖大なキリムコレクションをお披露目すべくセカンドライフとしてキリム展を本格的に開始する。
2018年7月 自由が丘でキリム常設展を始める。
2018年8月 念願のイラン渡航が実現。
2018年10月 キリム展を毎年継続的に開催。
以降ライフワークとして遊牧民の毛織物文化を紹介するために各地で定期的に展示会を開催し、今日に至る。
   
HP https://tzstudiokilimtribalrug.jimdofree.com/
INSTAGRAM @agartamay

 

 

 

 

 

 

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Center line art festival Tokyo 2025
 
Anastasiya Hamaguchi solo exhibition 
" (Remain) Unexplained "

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2025年9月17日 [水]―21日 [日]
AM11:00―PM5:00


TICKET 入場料

 

本プログラムの入場にはCenter line art festival Tokyo 2025 パスポートチケットのご提示が必要です。

展示情報およびパスポートチケットの詳細については、以下のCenter line art festival Tokyo 2025 オフィシャルサイトをご覧ください。
https://claft.jp/

Anastasiya Hamaguchi 個展特設ページ
https://claft.jp/program/2025/anastasiyahmaguchi


MESSAGE メッセージ

 

Anastasiya Hamaguchi solo exhibition   "(Remain) Unexplained"

この写真シリーズは、構造にとらわれない個人的な視覚的印象から生まれました。熱にうなされた夢、古い雑誌の一頁、映画のワンシーン、通りすがりの言葉──ばらばらだった断片が、やがて一つの内なる現実を形作っていきました。それは論理ではなく、感覚で存在する世界です。
作品はモノクロで構成され、視覚的な要素は最小限に抑えられています。日本や中国の伝統的な文化に着想を得ながら、記憶・夢・現在が交差し、境界がぼやけていくような知覚の状態を探ります。
本シリーズは、夏目漱石の作品『夢十夜』(1908年)にも部分的に着想を得ています。その夢の数々は、直線的な物語ではなく、恐れ、孤独、待つことなど、人間の感情そのものを描き出しています。本作もまた、物語を語るのではなく、形の崩れた瞬間、感覚だけが残る時間を静かに記録しています。
作者は各作品の意味づけを意図的に避け、解釈を鑑賞者に完全に委ねています。ここで重要なのは明確な意味ではなく、それぞれの作品が喚起する感情や気配です。それは、記憶や経験、そして見る者のまなざしによって形を変えていきます。


Anastasiya Hamaguchi solo exhibition   "(Remain) Unexplained"

This series of photographs emerged from personal visual impressions that appeared without structure: during fever dreams, while reading an old magazine, watching a film, or hearing a passing remark. Initially disconnected, these fragments gradually formed an inner reality—one in which perception moves beyond logic and into intuition.
Rendered in black and white and built on minimal visual means, the series draws on traditional Japanese and Chinese aesthetics to explore a diffuse perceptual state—where memory, dream, and present moment begin to overlap and dissolve.
The work was in part inspired by Ten Nights of Dreams (1908) by Japanese writer Natsume Sōseki. In his stories, dreams unfold not as linear narratives but as emotional conditions: fear, solitude, longing—each suspended in its own unstable space. These photographs follow a similar approach. They do not explain; they record a moment when clarity fades and feeling takes precedence.
The artist deliberately avoids assigning meaning to individual images, leaving interpretation fully open to the viewer. What matters is not definition, but the state each image evokes—shaped by memory, experience, and attention.


ARTIST BIOGRAPHY 作家経歴

 

Anastasiya Hamaguchi / 濱口アナスタシア
東京を拠点に活動するロシア人アート&ポートレート写真家。
私の作品では、現代のデジタル技術と伝統的なフィルム(小型、中型、大型のフォーマットを使用)、そして古典的なモノクロ暗室プリント、サイアノタイプ、リキッドライト、重クロム酸ガムプリントなどのアナログプリント手法を融合させている。
また、コラージュ技法を使った作品も制作している。
これまでに東京と京都でいくつかの展覧会を開催し、この分野でソロアーティストとしてさらに発展することを目指している。
 
グループ展「Reflection of feelings」 東京、zakuraギャラリー 2022 1/7 - 1/12
個展「Make me up」京都、Zen House ギャラリー 2022 3/18 - 3/21
個展「Freedom is a bird」東京、谷中茶室 汲 ギャラリー 2022 5/14 - 5/22
松岡伸夫作品展の一部 東京、有楽町朝日ホール 2023 1/20 - 1/25
個展「Nostalgia」東京、谷中茶室 汲 ギャラリー 2023 4/8 - 4/16
モンテネグロで開催されたポップアップ反戦展「Anything Multiplied by Zero Gets Destroyed」に参加 2023

 

Center line art festival Tokyo 2025
クラウドファンディング実施中
https://motion-gallery.net/projects/claft2025
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Center line art festival Tokyo 2024
 
山本アンディ彩果 個展
永遠に擬態する」

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2024年9月25日 [水]―29日 [日]
AM11:00―PM5:00


TICKET 入場料

 

本プログラムの入場にはCenter line art festival Tokyo 2024 パスポートチケットのご提示が必要です。

展示情報およびパスポートチケットの詳細については、以下のCenter line art festival Tokyo 2024 オフィシャルサイト、またはQRコードからご覧ください。
https://claft.jp/
Works-M_202409_QR

山本アンディ彩果個展特設ページ
https://claft.jp/program/2024yamamoto/


MESSAGE メッセージ

 

山本アンディ彩果個展  「「永遠」に擬態する 」


機能を失った記憶は「永遠」に擬態しはじめる

糖の皮膚が生命の熱に溶けていく
おとぎ話が胸に浮かび上がっては焼きついていく
甘い匂いをたどり、なりそこないの永遠を運ぶ蟻たち

ままならない身体とこれからも生きて
物語を書いては空間に綴じていく

Andy Ayaka Yamamoto Solo exhibition "  Mimicking "eternity" "

Memory that has lost its function begins to mimicing "eternity.”

Sugar skin melts in the heat of life
Fairy tales float and burn in my heart
Ants tracing the sweet smell and carrying the eternity not yet born

Living with a body that having no way
Write stories and bind them in space


ARTIST BIOGRAPHY 作家経歴

 

山本アンディ彩果 Andy Ayaka Yamamoto
1992年生まれ。
認知症を患う祖父と二人で暮らしたことをきっかけに、本を砂糖漬けにして封じ込める作品『エターナル・ストーリー』を制作し作家として活動を始める。
「記憶の在り方」を主題とし、対象を砂糖漬けにして擬似的に保存していくプロセスを「保存に対する執着」のメタファーととらえ、主な制作手法としている。
社会の中で自身の作品がヴィジュアルを持った「思考の標本」として機能することを目標に活動を続けている。
2022年に「SICF23 EXHIBITION部門」で準グランプリを受賞。
主な展示に、 2023年 「SICF23 EXHIBITION部門 受賞者展」(スパイラル/東京)、2019年個展「永恆的故事」(THE PIER-2 ART CENTER/台湾)、2018年「黄金町バザール2018」(横浜黄金町/神奈川)など。

 

 

 

 

 

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